日本飲料業界 > アサヒ飲料 | ||
ホット用茶飲料を拡充 | ||
アサヒ飲料、秋冬向け | ||
アサヒ飲料は秋冬期の販売強化に向け、茶飲料の商品群を拡充する。九月から十月にかけて、ホット用の緑茶新商品や主力の「旨茶」のサブブランド商品を発売する。同社の上半期(1−6月)の販売は前年比八%減と落ち込んだ。清涼飲料の成長分野で茶飲料の商品力を強化し、下期のばん回を目指す。 十月に新ブランドの緑茶「あがり」を発売する。細かく刻んだ茶葉を使って抽出し、濃厚な渋みを強調した。容器は寿司(すし)屋で出る湯飲みをイメージしてデザイン。「鮪(まぐろ)」 「鰹(かつお)」といった漢字をちりばめたユニークなパッケージで消費者を引きつける。 ニ百七十c入りで価格は百十五円。主力販路のコンビニエンスストアや自動販売機に加え、スーパーの総菜売り場や持ち帰り弁当店向けの営業も強化。新商品をテコに売り場の拡大を図る。 清涼飲料業界では昨年、各社が茶飲料でホット向け商品を拡充した。売れ行きが好調だったため、今年はコンビニエンスストア各社が売り場の拡充を検討している。各社の新商品競争が予想されており、アサヒ飲料は「あがり」のほか、主力のブレンド茶「十六茶」でもホット対応の商品を発売する計画。 冷やして飲むタイプの商品では、主力の「旨茶」で九月、「旨茶 深い味わい」を追加する。茶葉の仕上げ工程である「火入れ」を二回行い、従来の旨茶より香りが強く飲み応えのある味覚に仕上げた。五百_gペットボトル入りで価格は百四十円。 新商品二種類の販売量は、年内に計百二十万ケース(一ケースは五百_gペットボトルで二十四本など)を目指す。 |
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2002/07/31 日経産業新聞より |
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