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伊藤園、今期は増収増益に
            緑茶中心に販売を強化


 伊藤園は十一日、ニ〇〇三年四月期の連結営業利益が前期比五%増の百五十九億円になる見通しを発表した。コストが割高な容器への移行で売上高原価率が前期より〇・三ポイント上がるうえ、競争激化に伴って販売費一般管理費は六%増える見込み。シェア首位の緑茶な
どを強化して数量増や原料調達の絞り込みでコスト増を吸収する。

 今期の予想連結売上高は七%増の二千百九十億円。日本茶や中国茶のほかコーヒーも伸ばし、飲料で八%増の約千八百五十億円、茶葉(リーフ)で三%増の約二百八十億円を見込む。

 連結経常利益は五%増の百五十二億円、純利益は一七%増の七十九億円になるとみられる。前期に十三億円計上した投資有価証券評価損など特別損失が減るとみている。

 同日発表した二〇〇二年四月期連結決算は、売上高が前の期に比べ六%増の二千四十七億円、営業利益が三%減の百五十一億円。連結決算を始めて前の期まで十二期連続で増収増益だったが、初の営業減益になった。

 2002/06/12 日本経済新聞より
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