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コカ・コーラの飲料ブランド 明治製菓が活用
「カルキング」
 

明治製菓は今月下旬、コカ・コーラグループの飲料「カルキング」ブランドを使用した菓子を発売する。販売面でも協力し、相乗効果を狙う。有力ブランドを使用した菓子の発売で市場を活性化する。明治製菓は新製品の今年度の売上高を五億円と見込んでいる。 

カルキングはカルシウムを含む乳性飲料。明治製菓が米コカ・コーラとブランド使用許可のライセンス契約を結んだ。

発売するのはビスケット(写真、百二十円)、チョコスナック(百円)、キャンデー(二百円)、ラムネ(百円)、グミ(六十円)の五品。五品ともにカルシウムを配合した。ニ十五日に関東、甲信越、静岡地域のスーパー、コンビニエンスストアなどで発売する。

販売面でも協力する。店頭でカルキング菓子と飲料を共同販売し、飲料のおまけに「カルキングキャンデー」を付けるなど、相乗効果を狙う。

 明治製菓は以前にも他社ブランドを使用したソフトキャンデーを発売しているが、キャンデー以外の菓子に他社ブランドを使用するのは今回が始めて。同社は今後、同ブランド製品の品ぞろえの拡充や、販売地域の拡大を検討しており、将来的に数十億円の売上高を目指す。

菓子業界では、ロッテがサントリーの飲料ブランドを使用した菓子を今春に発売するなど、他社ブランドを使用しての商品展開が広がっている。

  2002/06/24 日経産業新聞より
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